実務研修・実務情報交換会(東京)を開催

実務研修・実務情報交換会(東京)

2014年11月7日(金) 午後1 時30 分~5 時(終了後,懇親会)

公益社団法人商事法務研究会 3階会議室(懇親会:2階会議室)

【プログラム概要】

第1部 実務研修「ADRの運営について――調停実務の経験から」

【講 師】弁護士・前大阪地方裁判所長 吉野 孝義 氏

第2部 実務情報交換会

・相談機関とADR機関の連携に関する日本ADR協会の取組みについて

森 倫洋(当協会ADR調査企画委員・弁護士)

・「ADR法に関する検討会報告書」に係る日本ADR協会の対応について

垣内 秀介(当協会理事・東京大学教授)

・日本ADR協会の最近の取組みについて 山田 文(当協会理事・京都大学教授)

<意見交換>

【 懇親会 】

第2部 実務情報交換会終了後に,2階会議室において<懇親会>を開催

【概要】

2014年11月7日(金)午後1時30分~5時公益社団法人商事法務研究会 3階会議室(懇親会:2階会議室)にて、実務研修・実務情報交換会(東京編)が開催されました。
第1部では、実務研修「ADRの運営について――調停実務の経験から」と題して、講師に、弁護士・前大阪地方裁判所長吉野孝義氏をお迎えし、ご経験を基にして,ADRの運営等に関するいくつかの論点について、示唆に富んだお話をいただきました。第2部実務情報交換会では、相談機関とADR機関の連携に関する日本ADR協会の取組みについて、森倫洋(当協会ADR調査企画委員・弁護士)氏より、第5回シンポジウム(本年7月11日)の総括を兼ねて、連携の必要性及びその障害となっている情報交換や人的交流の不足の問題について具体的な報告がなされました。これを受けて、佐藤昌之(当協会ADR調査企画委員・特定非営利活動法人ITS Japan)氏から、連携の第一歩として、各ADR機関が地元の相談機関を実際に訪問し、アンケートなどを通じて情報交換を行うことが提案され、すでに郵送でアンケート等を実施されている参加者からの発言など前向きな意見交換が行われました。続いて、垣内秀介(当協会理事・東京大学教授)氏より、日本ADR協会の「提言『ADR法改正に向けて』」と「ADR法に関する検討会報告書」の対応関係と今後の取り組みの説明が行われ、最後に、山田文(当協会理事・京都大学教授)氏から、日本ADR協会の最近の取組み全体について報告が行われました。年末も押し迫った11月にも関わらず、東京、神奈川、千葉、大阪、京都、宮城、新潟から合計52名のご出席をいただき、また法務省司法法制部長はじめ関係の方々のご参加も得て、研修会から懇親会まで活気ある会合となりました。

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